革職人eiの「暮らす」を楽しむ日記。
悪人


展示会・イベントに向けての制作集中期間中、
制作の合間めりはりをつけるため、移動時間などを利用して、休憩がてら
友人から借りた、吉田修一の「悪人」を読み始め、引きこまれ、読み終えていました。

展示会・イベントが 終わったら映画も見よう・・・
ということで早速、映画「悪人」を観賞。



いつものことですが、やはり映画には時間の限りがあるので、
原作に書かれているシーン全てが映像化されておらず、
気に入ったシーンがはしょられていたりと、
やっぱり原作を読むほうが、「悪人」の世界観にひたれると思いましたが、
「悪人」を映像化することで、見えなかった色や表情を感じ取ることができました。


娘を殺された父が、娘の死の原因となった男やその友人に
激しい怒りをぶつける場面での言葉。

「あんた大切な人はおるね?
その人の幸せな様子を思うだけで自分まで嬉しくなるような人たい。
(中略)
今の世の中大切な人もおらん人間が多すぎったい。
大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。
自分には失うものがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。
失うものもなければ、欲しいものもない。
だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、
失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。
そうじゃじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ。」


ささやかだけど、力強い言葉。

「悪人」。
読み終わった後、見終わった後、
なぜかお母さんに会いたくなりました。
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「殺人の門」東野圭吾
久しぶりに東野圭吾さんの本を読み終えました。
東野圭吾さんの「殺人の門」

 

悪友によって何十年にわたり、人生を狂わされていく男の話。

「白夜行」、「幻夜」までの圧倒的なスケール感はなかったように感じたけど、
相変わらずスピード感のある文章の流れは健在だったように思います。
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